ついに2009年シーズンも最終戦を迎えた。今回は2レース制が採用され、ランキング争いにも大きな影響が出そうだ。また、初開催となる「東コース」を舞台にどのような戦いが繰り広げられるのか、観客も固唾を呑んで見守っていた。1周約50秒で周回する“超”スプリントレース。高速バトルが予想され、いつもと異なる雰囲気がサーキット全体を包んでいた。
【公式予選】 天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
予選はノックアウト方式。Q1へ挑んだ西嶋選手は、タイヤ・サスペンション・車体のバランスに苦慮し、思うようにペースが上がらない。打開策を見出すべくピットインを繰り返し、最善な仕様を模索した。終盤に入ると0’52.121をマーク。Q2への出場権がある18位にランクインした。しかし、最後に逆転され、残念ながら19位で予選を終えた。
【レース1】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
西嶋選手は冷静なレース展開を見せる。初コースで混乱するオープニングラップを17位で戻って来ると、5周目に16位、7周目に15位、9周目には14位までジャンプアップ。その後、一時は15位へ後退するが、ファイナルラップで再び抜き返し、そのままチェッカーフラッグを受けた。パッシングポイントが少ないと言われる東コースで怒涛の快進撃を見せた。
【レース2】
天候:天候:雨 / コースコンディション:ウェット
午前中の秋晴れが嘘のように午後から雨が降り出し、第2レースはウェット宣言が出された。波乱の幕開けを予感させた・・・。
雨のレースを苦にしない西嶋選手は気負う事なく淡々とスタート進行をこなす。そしてウォーミングアップに飛び出して行く。しかし、グランドスタンド前を走行中にまさかのエンジンブロー。自らマシンを止め、今シーズンの戦いに終止符を打った。
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