【公式予選】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
台風18号の影響で満足な事前テストを行えないままレースウィークに突入。フリー走行では試行錯誤を繰り返しながらセットアップに専念したが、西嶋選手が思い描くサスセットに辿り着かない。予選はJSB1000クラスでは恒例となった「ノックアウト方式」で行われた。Q1開始早々に通過予想タイムをクリアするも、精力的に周回を重ねてデータ取りを行う。上位12台を決定するQ2ではなかなかタイムが伸びず、1’54.639をマークするが18位で予選を終えた。
【決勝レース】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
迎えた翌日の決勝レース。残暑の厳しい中でスタートが切られた。西嶋選手の十八番“ロケットスタート”で一気に14番手に浮上。更に上位を目指してアタックをかける。翌周には13番手へ。予選の悔しさを一気に爆発させる。しかし、12周目の左高速コーナー「ビクトリーコーナー」でオイルに乗ってしまい転倒を喫してしまった。レースは赤旗中断となる。スピードが高いだけに心配されたがライダーに怪我はなく、メカニックの迅速な修復で第2レースのスタートラインに立つ事が出来た。
仕切り直しとなった第2レースは9周で競う事となった。西嶋選手は果敢な走りで13〜14番手を走行。ところが、レース終盤に入るとエンジンに不調の兆しが現れ、最終ラップにはついにエンジンが止まってしまった。高速コーナーでの転倒の影響がエンジンにダメージを与えていたと考えられる。残念ながら無念のリタイヤとなった。 |