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レースレポート

Vol.37 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿サーキット)
Date:2009.7.23〜26

鈴鹿サーキット(三重県)において、今年で32回目を迎える「“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」が開催され、BEET RACINGは西嶋 修選手、長谷川克憲選手、苅田庄平選手の3名体制で参戦した。通称「8耐」と呼ばれる本レースは、世界耐久選手権シリーズの第4戦に位置付けられている。

チームの総合力を武器に戦いを挑み、見事6位入賞を果たす!
エントリー名:BEET RACING
ライダー:西嶋 修 / 長谷川克憲 / 苅田庄平
マシン:Kawasaki ZX-10R
予選:17位 決勝:6位



【公式予選】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ


予選1回目。“エース”の西嶋選手が2分12秒前半をマークして10番手に着けた。第2ライダーの長谷川選手は坦々と決勝のセットアップを繰り返し、第3ライダーの苅田選手は持ち前の速さを遺憾なく発揮した。

更なるポジションアップを目指して臨んだ予選2回目。西嶋選手は2’12.149を叩き出す。11秒台の可能性は十分にあったが、多くの車両がコースインしている状況ではリスクが大きく、決勝を見据えたセットアップに戦略を変更した。長谷川選手は2分14秒台で周回を刻み、苅田選手は2’13.511までタイムを縮めた。総合結果は17位となったが、3名がそれぞれの特長を生かしたバランスの取れたチーム構成は決勝に向けて心強い。



【決勝レース】
天候:晴れ→雨→晴れ→雨→曇り / コースコンディション:ドライ→ウェット→ドライ→ウェット


迎えた決勝レース。西嶋選手の十八番“ロケットスタート”が炸裂。12番手に急浮上するが、8時間の長丁場を見据えて無理に前を追いかけない。苅田選手にバトンタッチした1時間経過時点では10位までポジションアップ。しかし、ここからレースは天候に振り回される結果となる。突然滝のような雨が降ったかと思うと、太陽がジリジリ照り付ける猛暑に戻り、そして再び豪雨・・・。セーフティーカー(先導車)が4回も入るサバイバルレースと化した。

この悪条件を物ともせずにハイペースを維持したのが長谷川選手。次々にバックマーカーを抜き去る。そして西嶋選手が更にアタックをかけて、着実に安定して順位を上げて行く。6時間経過時点で6位に浮上。最後は西嶋選手がライダー交代なしの連続走行を敢行し、19時30分、歓喜のチェッカーフラッグを受けた。見事ポジションキープに成功した。6位入賞はBEET RACINGにとって8耐のベストリザルトとなった。


 
【ライダーコメント】

西嶋 修選手

「最後の連続走行はきつかったですね。メカニックに『行けるか?』って聞かれた時は冗談かと思いました(笑)。でも、『ここは行かなアカン!』と発奮してバイクに跨りました。皆さんの声援が背中を押してくれたんだと思います。ありがとうございます。チームにとっても最高の結果が出ましたし、とても充実感のあるレースでした。」


長谷川 克憲選手
「今年はKawasakiテストライダーの苅田選手が加わり3人体制と8耐を戦う上でとても心強かったです。事前のテストから西嶋選手、苅田選手共にいい感じで、雰囲気も良く手応えを感じていました!決勝は稀にみる荒れた天候となり各チーム大変だったと思います。その中でライダー、メカニック、スタッフが全員与えられた仕事をきっちりこなし今回のような結果を手に入れられたのだと思います。チームの総合力で得た6位入賞という結果を皆と分ち合え、その中の1人として戦えたことを誇りに思います。
ありがとうございました。」

苅田 庄平選手
苅田 庄平選手

「私は第3ライダーとして1ヶ月前に急遽チームに合流しましたが、そんな事は感じさせないぐらい雰囲気がとても良く、しかもライダー3人のマシンセッティングも近いのもやりやすかった。決勝での西嶋さんと長谷川さんの、どんな状況でもブレない強い走りは良い勉強になりました。結果もさることながら、素晴らしいチーム員、ライダーと知り合えた事も、私にとってベストレースの1つになりました。」



ご声援ありがとうございました。

【リザルト】
Pos. No. Team Machine
1 12 YOSHIMURA SUZUKI with JOMO S GSX-R1000
2 5 TRICK☆STAR RACING K ZX-10R
3 2 Honda DREAM RT SAKURAI HONDA H CBR1000RR
4 7 YAMAHA AUSTRIA RACING TEAM Y YZF-R1
5 48 PLOT FARO PANTHERA S GSX-R1000
6 9 BEET RACING K ZX-10R
7 44 weiderD.D.BOYS with A-STYLE H CBR1000RR
8 73 TEAM PLUS ONE & TSR H CBR1000RR
9 1 F.C.C. TSR Honda H CBR1000RR
10 99 Teluru・HoneybeeRacing H CBR1000RR
以下Kawasaki系チーム抜粋
20 38 Team38 PS-K K ZX-10R
24 360 YamashinaKawasaki&BusinessRalliart K ZX-10R
33 26 RS-ITOH&ASIA K ZX-10R
40 37 Wise Word&Tokai Auto&Green Sports K ZX-10R
41 35 PLUS ONE MCRT K ZX-10R

※赤文字はNASSERT-Rレーシングマフラー装着車両です。



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