【公式予選】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
予選1回目。“エース”の西嶋選手が2分12秒前半をマークして10番手に着けた。第2ライダーの長谷川選手は坦々と決勝のセットアップを繰り返し、第3ライダーの苅田選手は持ち前の速さを遺憾なく発揮した。
更なるポジションアップを目指して臨んだ予選2回目。西嶋選手は2’12.149を叩き出す。11秒台の可能性は十分にあったが、多くの車両がコースインしている状況ではリスクが大きく、決勝を見据えたセットアップに戦略を変更した。長谷川選手は2分14秒台で周回を刻み、苅田選手は2’13.511までタイムを縮めた。総合結果は17位となったが、3名がそれぞれの特長を生かしたバランスの取れたチーム構成は決勝に向けて心強い。
【決勝レース】
天候:晴れ→雨→晴れ→雨→曇り / コースコンディション:ドライ→ウェット→ドライ→ウェット
迎えた決勝レース。西嶋選手の十八番“ロケットスタート”が炸裂。12番手に急浮上するが、8時間の長丁場を見据えて無理に前を追いかけない。苅田選手にバトンタッチした1時間経過時点では10位までポジションアップ。しかし、ここからレースは天候に振り回される結果となる。突然滝のような雨が降ったかと思うと、太陽がジリジリ照り付ける猛暑に戻り、そして再び豪雨・・・。セーフティーカー(先導車)が4回も入るサバイバルレースと化した。
この悪条件を物ともせずにハイペースを維持したのが長谷川選手。次々にバックマーカーを抜き去る。そして西嶋選手が更にアタックをかけて、着実に安定して順位を上げて行く。6時間経過時点で6位に浮上。最後は西嶋選手がライダー交代なしの連続走行を敢行し、19時30分、歓喜のチェッカーフラッグを受けた。見事ポジションキープに成功した。6位入賞はBEET RACINGにとって8耐のベストリザルトとなった。
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