【公式予選】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
予選では前日の努力が結実した。西嶋選手は1回目の計測から好タイムを連発。頻繁にピットインを繰り返しながらフリー走行での不具合を着実に解消し、2分12秒の前半をキープした。2回目には2’12.105をマーク。11秒台には僅かに届かなかったが、13番手から決勝レースに挑む事となった。
【決勝レース】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ
迎えた決勝レース。初夏の鈴鹿サーキットは爽やかを通り越して真夏の暑さとなり、熱気に包まれながら300kmのタフなレースが始まった。ライダーがマシンに駆け寄るル・マン式スタートから、西嶋選手は抜群のダッシュを見せる。第1コーナーに7番手で飛び込んだ。しかし、普段乗り慣れないスペアマシンを懸命に操るものの、徐々にポジションを落としてしまった。
折り返し地点となる1時間が経過する頃、給油及びタイヤ交換にピットイン。メカニックはタイムロスを最小限に食い止める確実な作業でライダーに応える。ここから西嶋選手の反撃が始まった。周囲の選手が軒並みタイムを落とす中、安定して2分13秒台を刻む。ジリジリとビハインドを削り、ラスト3周でついに10位に浮上。そのまま追撃を振り切って目標のトップ10入りを果たした。
スペアマシンでの今回の結果はチームにも大きな収穫である。本番の鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて弾みが付いた。7/26(日)、真夏の戦いにご期待ください。
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