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レースレポート

Vol.36 “Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレース(鈴鹿サーキット)
Date:2009.6.12〜14

鈴鹿サーキット(三重県)において、「“Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレース」が開催され、BEET RACINGはライダーに西嶋修選手を擁し参戦した。鈴鹿8時間耐久ロードレースの前哨戦となる大切なレースである。我々はトップ10入りを狙って戦った。

気迫のラストスパートで見事10位フィニッシュを飾る!
エントリー名:BEET RACING
ライダー:西嶋 修(ニシジマ オサム)
マシン:Kawasaki ZX-10R
予選:13位 決勝:10位

 

鈴鹿300km耐久ロードレース【フリー走行】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ


金曜のフリー走行は波乱となった。セッション毎にラップライムを縮めていた西嶋選手が、3回目の開始早々にデグナーカーブ入り口でスリップダウンを喫してしまいマシンを大破させてしまった。ライダーに大きな怪我がなかった事が救いと言えよう。

西嶋選手がピットに戻って来るとの情報が入ると、早速メカニックがスペアマシンのセットアップを開始する。限りなく本番仕様に近い状態に仕上げ、再びライダーをコースへ戻す事に成功した。残り10分であったが車両特性の微妙な違いを感じ取り、予選に向けてセットアップの貴重な判断材料を得た。


【公式予選】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ


予選では前日の努力が結実した。西嶋選手は1回目の計測から好タイムを連発。頻繁にピットインを繰り返しながらフリー走行での不具合を着実に解消し、2分12秒の前半をキープした。2回目には2’12.105をマーク。11秒台には僅かに届かなかったが、13番手から決勝レースに挑む事となった。

公式予選

【決勝レース】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ


迎えた決勝レース。初夏の鈴鹿サーキットは爽やかを通り越して真夏の暑さとなり、熱気に包まれながら300kmのタフなレースが始まった。ライダーがマシンに駆け寄るル・マン式スタートから、西嶋選手は抜群のダッシュを見せる。第1コーナーに7番手で飛び込んだ。しかし、普段乗り慣れないスペアマシンを懸命に操るものの、徐々にポジションを落としてしまった。

折り返し地点となる1時間が経過する頃、給油及びタイヤ交換にピットイン。メカニックはタイムロスを最小限に食い止める確実な作業でライダーに応える。ここから西嶋選手の反撃が始まった。周囲の選手が軒並みタイムを落とす中、安定して2分13秒台を刻む。ジリジリとビハインドを削り、ラスト3周でついに10位に浮上。そのまま追撃を振り切って目標のトップ10入りを果たした。

スペアマシンでの今回の結果はチームにも大きな収穫である。本番の鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けて弾みが付いた。7/26(日)、真夏の戦いにご期待ください。

決勝レース

 
西嶋 修選手 【ライダーコメント】
西嶋 修選手
「フリー走行で右手首を痛めてしまいましたが、皆さんの声援とスタッフの支えで10位でフィニッシュ出来ました。この勢いで8耐も攻めますよ。今後も応援をお願いします!」


ご声援ありがとうございました。


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