【決勝レース】
天候:晴れ / コースコンディション:ドライ / 観客数:73,000人(4日間合計139,500人)
ロケットスタートとはこの事か!スタートを務める東村選手は14台ゴボウ抜きでオープニングラップを25位でクリアした。その後もアグレッシブな走りでポジションを徐々に上げて行く。しかし、転倒を予感させる際どい走りではなく、8時間後のフィニッシュを想定したベテランらしい、メリハリの利いたライディングを披露している。他チームのピットインの関係もあり、順位は一時15位まで浮上した。
バトンを受けた清水選手は玄人好みの職人芸を披露する。コース上には60数台のマシンが疾走しており、とても自分のレコードラインを走ることは出来ない。そんな過酷な状況下においても、一定のラップタイムを刻み続けた。マシンにもタイヤにも優しい、まさにプロフェッショナルな走りを見せつける。ポジションも18位前後をキープしている。
しかし、折り返しの4時間を経過した頃に試練がやってきた。清水選手が走行中にエンジンの水温が急上昇してしまい、緊急ピットインを余儀なくされた。宮下チーフメカはマシンをチェック、ラジエターホース損傷。すぐさま処置を施し、再び清水選手をコースへ復帰させる。ポジションは22、23番手に留まった。
その後も二人のライダーは任された自分のペースを守るため攻め続けた。そして迎えた最終ラップシケイン、暗闇の中でも清水選手は前走者をかわす。19時30分、BEET Racingは2年連続で栄光のチェッカーを受けた。総合21位。クラス別では6位に入賞した。
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