岡山県の『岡山国際サーキット』で開催された第6戦。西嶋選手の都合が合わず、急遽ライダーをチェンジしました。白羽の矢を立てたのは、BEET製マフラーを装着し、全日本選手権及び鈴鹿8時間耐久レースへ参戦している東村伊佐三選手。8耐ではスペシャルステージへ進出した実力者です。
【10/14(金):フリー走行】 ※天候:曇りのち一時雨 ※路面状況:ドライ→ハーフウェット 事前テストを行ったものの、東村選手のライディングに車両をセットアップするには時間が足りません。しかし、フリー走行では精力的に周回を重ね、徐々にフィーリングがマッチして来ました。難しいコースコンディションながら、1分36〜37秒台をコンスタントにマークし、予選に向けて好感触を得ました。
【10/15(土):予選】 ※天候:雨 ※路面状況:ウェット
土曜日は朝から雨模様。断続的に雨が降り続けるなか、ウェットコンディションで予選が行われました。東村選手は2度3度とピットインを繰り返し、より良いサスセッティングを導き出すべく果敢にトライを続けます。1回目終了間際にベストタイムを叩き出し、まずは18番手に着けました。
午後の2回目は雨脚が強まり、残念ながらタイムアップには至りませんでした。しかし、その他の上位陣も同様にペースが上がらず、1回目の計測タイムが有効となりました。決勝レース、東村選手は5列目からスタートを切ります。
【10/16(日):決勝】 ※天候:晴れ ※路面状況:ドライ
前日とは打って変わって、秋晴れの快晴となりました。激しいレースを予感させる絶好のコースコンディションです。東村選手はスタート直後の混戦をすり抜け、オープニングラップを16番手でクリア。幸先の良い出足を見せます。ラップタイムも1分34秒台へ突入し、攻撃的なライディングを披露します。
ところが、予選ではそのほとんどが雨の走行で、ドライ路面でのセットが詰めきれていなかった為、本来の切れのあるコーナーリングが実現できません。しかし、その豊富なレース経験から得た技術を駆使し、粘りのレースを展開します。
東村選手も初めて尽くしの環境で健闘したのですが、残念ながらポイント獲得には至らず、19位でのフィニッシュとなりました。
本レースを以って今シーズンのレース活動を終了します。来期はKawasakiから戦闘力を高めたニューマシンの投入が予定されております。今シーズンの経験を糧に更なる飛躍を目指し、また、皆様のご声援に応えるよう努力を続ける所存です。ご期待ください。今シーズンは誠にありがとうございました。