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レースレポート

Vol.19 全日本ロードレース選手権第2戦(鈴鹿サーキット)
Date:2007.04.14〜15

三重県:鈴鹿サーキットにおいて「全日本ロードレース選手権 第2戦 SUZUKA 2&4レース」が開催され、BEETレーシングチームは最高峰クラスのJSB1000へ参戦しましたのでご報告いたします。

西嶋選手、予選2回目に無念の転倒を喫す!
エントリー名 『 #56 BEET Panasonic LUMIX Racing 』
ライダー 西嶋 修( ニシジマ オサム )
マシン Kawasaki ZX-10R
予選 31位 / 決勝 出走せず

【公式予選】
天候:1回目雲、2回目晴れ
コースコンディション:1回目ウェット、2回目ドライ
観客数:15,500人


開幕戦のツインリンクもてぎではF1で馴染みのある「ノックアウト方式」で予選が行われたが、鈴鹿では通常通り、午前と午後に計2回のセッションが行われた。事前テストから精力的にテストを続けた西嶋選手は、確かな手応えを感じながら予選に挑んだ。前後サスの方向性がしっかり出ていたからだ。

予選1回目は晴れ間が覗くもののコースコンディションが悪く、計測開始前に「ウェット宣言」が提示された。各チーム、モニターをチェックしながらコースインのタイミングを牽制し合っている。どの選手もタイムが伸び悩んでいた。西嶋選手はマシンの状態を確かめるように慎重に周回を重ね、2'16.500でクラス別18位につけた。

午後は初夏を思わせるほどの暖かさとなった。予選2回目は全体的にラップタイムが上がって来た。西嶋選手も周囲の状況を見ながら、徐々にタイムアップを図った。前後サスの微調整で瞬く間に2分14秒台に突入。更なるタイムアタックをかけるべく、ラスト15分にピットイン。前後のタイヤを新品に交換し、満を持してコースインした。ところが・・・。

全力走行に入る為にスピードを乗せて最終コーナーを立ち上がったが、リヤタイヤが大きくスライドを起こした。西嶋選手は懸命にマシンをコントロールするが、一瞬グリップが回復してしまい、その反動でマシンごと反対側へ弾き飛ばされてしまった。ハイサイド転倒。コースアウトしてグラベルに飲み込まれてしまった。

最終的に西嶋選手はタイムアタック前の計測ながら予選31位となった。しかし、手足の甲を骨折してしまい、残念ながらリタイヤ届けを提出することとなった。2〜3ヶ月は安静を余儀なくされるが、次回の参戦を予定している第4戦オートポリス(大分県)では、昨年の大怪我からカムバックした東村選手を起用する予定である。

マシンのセットアップはKYB社との共同開発で着実に進んでいる。西嶋選手に代わって、今度は東村選手がその期待に応えてくれるはずだ。

 

【ライダーコメント:西嶋選手】

「あれだけ大きくタイヤが流れてしまうと、リカバリーは難しいですね・・・。ご期待に添えず申し訳ございません。何とか8耐までには怪我を治して鈴鹿に戻ってきます!」


ご声援ありがとうございました。

※リリース掲載写真は、パナソニックデジタルカメラ「 LUMIX 」にて撮影いたしました。


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